アメリカの経済危機が発端となり世界中を巻き込んだ昨年来の世界大不況の真相に鋭く切り込んだマイケル・ムーア監督の最新作ドキュメンタリー「キャピタリズム~マネーは踊る~」のプロモーションのためムーア監督が初来日し、記者会見を行った。
この日の会場となった日本経済の中心地・東京証券取引所内のホールに、いつも以上にカジュアルな服装で登場した監督。なんと航空会社のミスにより手荷物が どこかにいってしまい、日本に到着後、急いで力士御用達の店に服を買いに行ったという。ちなみに搭乗したのは日本の航空会社で、現在公的資金導入の可否な どで大揺れの「Jから始まる名前のエアラインです」とのこと。さらに、入国時には9.11.テロの影響で義務化された来日外国人に対する指紋採取につい て、人権侵害だと税関職員に強く抗議したという話も披露。自作に関わるようなトラブルが続々と身辺に発生するあたり、ムーア監督らしい日本初上陸だ。
映画の中でも日本の社会システムを高く評価している監督は、「アメリカで自宅を失う、自己破産する理由の第1位は医療費ですが、日本にはそんな人はいない と思います。なぜ日本には医療保険制度があり、日本人は助け合うのか? 日本人が作り上げたセーフティネットがなぜアメリカにはないのか?これが私のテーマです。私はアメリカ人でとてもアメリカを愛していますが、アメリカの現 状には目を覆いたくなります。日本でもアメリカのような問題がどんどん増えていますが、日本の皆さんはアメリカのようになりたいという考えは捨て、 1945年以来皆さんが作り上げてきた日本でいてください!」と熱く語った。
なお、会場には本作の日本語字幕を監修した森永卓郎、株式投資や飲食店経営でも知られる小倉優子も駆けつけ、花を添えた。
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